A/Tミッション セカンダリポンプ 

タイトルの通りメルセデスのオートマチックトランスミッションの油圧ポンプにはプライマリポンプとセカンダリポンプの2つが付いています。
但し1992年以降のモデルには付いていません。

ちょっとメカをかじっている方なら知っておられる方も多いとはおもいますが、役に立つ話なのでちょっとご紹介します。
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プライマリポンプ(フロントポンプともいいます)は通常エンジンが掛かっているときに作動しているポンプで、ミッションのインプットシャフトに付けられているので、エンジンが回転している時にミッション全体の作動油圧をまかなっています。
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写真はプライマリポンプとインプット側になるトルクコンバーターです。

セカンダリポンプはプライマリポンプが作動していない時、つまりエンジンが掛からない時に補助的に油圧を発生させるポンプです。
この説明でピンときた方もおられるとおもいますが、そうです牽引する際にミッション内部を潤滑して保護するためにプロペラシャフトの回転で油圧を発生させてやるものなんです。
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セカンダリポンプが付いていないA/Tミッションで長距離の牽引をすると、内部潤滑がないために焼きついてしまう恐れがあります。
日本車にはほとんど付いていないと聞いていますので、注意しなければなりませんね。

セカンダリポンプにはもう一つの利点があります。
これも気がつきましたか?
そうです!油圧を発生しますからミッションが機能するんです。
牽引する時は通常ニュートラル「N」で牽引しますが、スピードを40km/h程度まで上げてやりドライブ「D」にシフトするとエンジンに回転が伝わるんです。
いわゆる押し掛けができるんです。
僕たちはセルモーターが故障の時にこれを利用してよくエンジンを掛けました。

メルセデスはオートマチックミッションを採用した時からすでにこの機構を付けていました。
すごいですね!!

上でも書きましたが、残念ながら'92以降の車には付いていません。
最近では積載してしまうことが多く、牽引するという行為がなくなったということらしいです。
ほんと残念ですね・・・
[ 2007/03/18 22:16 ] ちょっとお話 | TB(0) | CM(0)
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