BOSCH CIS-Eインジェクション Part2 

昨日のCIS-Eインジェクションの続きです。

アイドリング時と回転を上げた時の燃料の濃さが違うという症状。
通常なら昨日ご紹介したように吸気系統のエアー洩れが考えられますが、この車はそうではありませんでした。

何が考えられるか・・エアーフローメーターが突然変形して計量に誤差が出るなんてことは考えにくいですから、燃料圧力をまず疑ってみます。
このシステムの圧力はシステムプレッシャー1つだけです。(初期のKAインジェクションでは燃料補正のためのコントロールプレッシャーが別にあります)
計測すると6.4kg/平方cm(通常は5.3kg前後)これでは異常に高すぎます。
システムプレッシャーレギュレーターが異常か又はリターンラインの詰まりが考えられます。
リターンラインを外してタンクに戻る方のラインにエアーを吹き込んで確認します。
リターンラインには詰まりがなかったので、レギュレーターを交換しました。
regurater-2 regurater-1
これでシステムプレッシャーは正常値になりました。

ここで問題が発生します。
昨日紹介しましたが、もう一度システム図をアップします。
CISE-2
図の3がシステムプレッシャーのかかるラインですが、このプレッシャーはフューエルディストリビューターの中央にある燃料の量をコントロールするプランジャーの上側にかかっていますから、ここの圧力が下がると返って燃料の噴射量の差が大きくなってしまいます。
噴射量の差がでる原因はこれではないのです。

結論として、フューエルディストリビューター本体が原因でした。
システムプレッシャーが高すぎたのが故障の原因になったかどうかは不明ですが、1kgという圧力差はデリケートなシステムには負担が大きかったのかもしれません。
dis-1
インジェクションノズルとの配管を全部外します。
よくデイストリビューターのところで曲げて外すのを見かけますが、取り付けの時に面倒になるので僕は配管ごと外します。
dis-2 dis-3
燃料の量を調整します。
dis-4

一通りの作業が終わり、調子はいいようです。
燃費が良くなると思うのですが、確認のためお客様に測ってもらうようお願いする予定です。

[ 2007/02/02 23:05 ] W107 | TB(0) | CM(0)
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