加速ポンプ 

今日はキャブレターの加速ポンプについてちょっとお話です。

過去のブログを検索してみたのですがキャブレターについて詳しくお話したことがないんですね。
またの機会に詳しいお話したいとは思いますが、みなさんはすでにキャブレターの原理についてはなんとなく理解されているんではないでしょうか。

確認の意味で簡単にお話しておきますね。
81216-1
これがキャブレターの基本的な原理図です。

左のフロートチャンバと呼ばれるところにガソリンを溜めておきます。
フロートによって一定の高さを保つように送られてくるガソリンを調整します。

ベンチュリの法則によって油面より少し高い位置からガソリンが吸いだされて空気と混合されます。
簡単ですけど発明した人はほんとすごいですね。

原理は簡単なのですが、エンジンを始動して冷間から暖まるまでやアイドリングから高回転までいろいろな工夫をしてやらなければ実際に車を走らせることはできません。
その工夫の中の一つが加速ポンプです。

加速ポンプとは何のためのものかからお話します。
エンジンが低回転でキャブレターを流れる空気量が少ないときから、加速のために一気に多くの空気流量になったときに、ガソリンに重さによる慣性があるために一時的に吸い出されるガソリンの割合が少なくなってしまうのを補う役目をします。

長い文章でわかりづらいので簡単にいいますと、急にアクセルを踏んだらガソリンが間に合わないのでポンプで押し出しているんです。

もし加速ポンプがダメになったら、急に加速しようとしたときにエンジン回転が上がらず息つく感じか場合によってはエンストしてしまいます。
それでもアクセルをゆっくり踏んでやれば普通に走ることができるでしょう。
そんな症状の場合は加速ポンプを点検してみてください。


ではどうやって点検するかを写真で見てみましょう。
81216-2
まずSOLEX 4A1キャブです。

81216-3
加速ポンプはここに取り付けてあります。

81216-4
このようなダイヤフラムのポンプです。
中央を押すようになっています。

81216-5 81216-6
スロットルを開くとこのように押されます。
左側の写真のアイドリング位置を調整してやることで、加速初期の流量を多少調整することができます。

ではどのようにノズルから注入されているのか、ベンチュリを覗いてみましょう。
81216-7
これはアイドリング状態です。
ガソリンらしきものは見えませんね。

81216-8
少しスロットルを開けました。
赤○印のところが加速ポンプのノズルです。
少しガソリンが出てるのが見えると思います。

81216-9
一気にスロットルを開けました。
加速ノズルからもメインノズルからもガソリンが勢いよく出てるのがわかります。


次にZENITHキャブです。
81216-10
大きなキャブが二つ。
かっこいいですね~・・・僕はちょっとオタク気味でしょうか・・・

81216-11
少しスロットルを開けたところです。

81216-12
一気にスロットルを開けました。
少し見づらいですが、丸印のところが加速ノズルです。

実際に勢いよくでるかどうかを点検してみてください。

それにしてもすごい量のガソリンが出ていますね。
ここで気になることが一つありませんか?
そうなんです、アクセルを開閉する度に加速ポンプから増量されているんですね。
そしてその量は一定の回転数を維持しているときのガソリンの割合より多く出ているんです。

ということはアクセルを煽るような走り方をすると燃費がとんでもなく悪くなるんですね。
アクセルはできるだけ一定に保つようにしてやると燃費向上に繋がります。

試してみてくださいね^o^




[ 2008/12/16 22:04 ] ちょっとお話 | TB(0) | CM(0)
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