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クーラーシステム Part5 

今日はいよいよ・・というか、やっとクーラーシステムの最終章となります。
ここまで1年もかかってしまいました(汗

クーラーガスの充填方法です。
すでに知っている方にもほんの少しだけ耳寄り情報がありますよ^^

ガスの充填、補充にはまずプレッシャーゲージを繋がなければなりません。
80610-11
ここで一つ気をつけなければならないことが出てきます。
フロンガスR-12、いわゆる旧ガスのゲージは高圧・低圧ともサービスバルブの形状が同じなのです。
80610-12

ずっと以前に紹介したシステム図ですが、これを参考に現車と見比べて判断してくださいね。
70810-1
左下のコンプレッサーの出口側が高圧、戻ってくる側が低圧ということになります。

クーラーシステムを修理したなど一度ガスが抜けてしまった場合は、システム内の空気を完全に排出してやる必要があります。
クーラーガスなどの冷媒は圧縮・冷却してやることによって液化し圧力が安定するのに対して、大気は圧縮すればするほど圧力がどんどん上がってしまいシステムが破損してしまうことになるからです。

ということでバキュームポンプを使います。
80610-2
バキュームポンプにはいろんな種類がありますし、もちろん真空能力にも違いがありますから、能力に合わせて時間・方法などを考慮するべきでしょうが、WERKEで紹介するんですからそんなややこしいことはしません。
ここではどんなポンプでもほとんど同じ工程で大丈夫な方法を紹介しておきます。

80610-1
それではまずシステム内の空気を吸い出します。
ゲージの中央のホースをバキュームポンプに繋ぎ高圧・低圧両方のバルブを開き真空引きを始めます。
80610-3
5分ほど真空引きをしてやれば写真のようにゲージは負圧いっぱいに振り切っていますね。
まずここで真空漏れチェックをしましょう。
高低両方のバルブを閉じポンプも止めてそのまま20~30分放置して少しでも指針に変化があればどこからか漏れがあるということですね。
作業した箇所などもう一度確認して再度真空引きしましょう。

さて、少し頭を使ってください。
ここから考えなければならないのは、ここで使用している簡易のゲージでは正確な値とはいえませんし、どんなに優れたポンプでも完全に真空にすることなんてできません。
まして能力に差があるポンプなんですからどうしても空気が残ってしまいますね。

じゃあシステムに空気が残っていてもいいのか・・・・やはりダメですね。
実際には少しぐらいは問題ないのかもしれませんが、空気は完全にというかできる限り排出した方がいいでしょう。

そこでガススイープという方法を使います。
10~15分ほど真空引きをしたならばそれくらいがおそらくポンプの真空能力の限界でしょう。
一度両方のバルブを閉じて真空ポンプを止め、ポンプに繋がっていた中央のホースに新しいガスを繋ぎます。
このときホース内の空気を押し出すために少しホースの反対側からガスを少し出してください。
80610-4
高圧側のバルブを少し開いて高圧・低圧共、負圧から少し加圧されるくらいにクーラーガスを充填します。
これでシステムの高圧側(コンプレッサーの出口側)に残っていた少しの空気を低圧側に押しのけてクーラーガスが満たされたことになりますね。
このときコンプレッサー内のチェックバルブによってコンプレッサー内を通って低圧側に流れるガスはありませんから、システムの流れる方向に空気が流されたことになります。

そこでもう一度バキュームポンプを繋ぎ、今度は低圧側だけから真空引きをします。
そうすれば多くの充填されたクーラーガスと一緒に残されていた少しの空気のほとんどを吸い出すことになるはずです。

ここでちょっと番外編。
誰でもバキュームポンプを持っているなんてことはないですよね。
ポンプが無ければ仕方ないとあきらめないで、上の方法で少し考え方を変えてやればできるんです。
「高圧からガスをある程度充填して低圧から抜く」・・・完璧ではないですがこれを何度か繰り返せば空気を追い出すことができます。
どうしても・・・というときにはお試しください^^

今度はそんなに長く真空引きをしなくてもいいでしょう。5分ほどで充分かと思います。
80610-7
間違えないように充填は低圧側から入れていくようにしましょう。
まずエンジンをかけずにガス缶内の圧力で充填します。気温にもよりますが高低共およそ5kg/c㎡前後までゲージが上がるはずです。
常温ではガス缶内の圧力はおよそ5~7kg/c㎡と覚えておいてください。(冬場はもっと低くなりますが)
システム内がガス缶内の圧力と同じになってしまったので、コンプレッサーを回さなければもうそれ以上ガスは充填できません。

ここでエンジンをかけてクーラーをONにしてできれば風量共最強にしてください。
80610-6
ガス缶内にまだガスが残っていれば上の写真のような指針(低圧側が5k前後)になります。
80610-5
ガス缶内のガスが無くなれば低圧は下がります。
これを目印に新しいガス缶と交換していきます。

全体のガス量は車種によってことなりますが、250g缶で3~4本程度でしょう。
ガス量のチェックはリキッドタンクなどに付いている点検グラスを流れる気泡で判断します。

まずガス量が少ない状態。
80610-8
写真では止まっているので白くしか見えませんが、ガス量が少ないために液化していないため大量の泡が流れているのが確認できます。

最適な量。
80610-9
液状の中に少しだけ気泡が混じる状態。

最適~多すぎる。
80610-10
完全に透明に見える。
3本程度の充填で透明になることもあり、この場合は量がわかっているのでOKです。
量が多すぎることも故障の原因になりますから、入れた量がわからないようなら高圧側の圧力を考えて少し抜いてやることも必要です。

最後に高圧側の圧力は気温やコンデンサーの冷却機能によって異なってきます。
旧メルセデスのM102エンジン搭載の190Eや230Eは水温100℃以上またはクーラー高圧側20kg/c㎡以上でなければ冷却しないので、すごく高い圧力(17~20)で上下しています。
それ以外のエンジンならば今の季節(気温25℃前後)なら高圧15kg/c㎡前後が普通でしょう。
低圧は1.5~3.0kg/c㎡ほどです。

長~い文章お疲れさまでした。
どうでしょう・・・お役に立ちそうですか(^O^)
[ 2008/06/11 00:14 ] ちょっとお話 | TB(0) | CM(3)
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2012/06/20 22:10 ] [ 編集 ]
深海さん。

クーラーシステムはどの車両でも基本的に同じですから、方法も同じで大丈夫です。

ただサイトグラスの部分だけでの確認はちょっと危険かもしれません。
できれば高圧側の圧力を確認しながらの方が安全かと思います。

何故かといいますと、ガスが減るということは当たり前ですがどこかから漏れているということですね。
ガスの量が減ってくると、低圧側が大気圧より低い状態になることがあり、
もしその低圧側のどこかから漏れがあったとすると、大気が混入する可能性が高いからです。
ラインの中に大気が混入すると、大気は圧縮により液化しないために高圧側の圧力が、
異常に高くなってしまいシステムを損傷させる危険があります。

気をつけて作業してくださいね。



> 現在w126を24年乗り続けています。
> 今年、クーラーの効きが悪くなり、スローリークの様でダイキンフロン12を10㎏ボンベで在庫しており、チャージを行おうと思っていますが
> M103エンジンも102と同様に考えれば宜しいでしょうか?マニオールドににてサイトグラス確認の上、施工致します。
> 大変ぶしつけな質問、お許し下さい。
[ 2012/06/22 11:21 ] werke [ 編集 ]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
[ 2012/06/25 19:50 ] [ 編集 ]
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