オシロスコープ Part3 

今日はオシロスコープの一次波形を説明したいと思います。

ところでWERKEのホームページに新商品が追加されたのをご存知ですか。
前にもブログでちょっと紹介しましたが、非常にいいものなので一次波形を見ながらもう一度詳しくお話したいと思います。

oscillo-12
この写真は6気筒エンジンのポイント式イグニションの一次波形です。
カメラを構えている怪しい姿が映りこんでいますが、WERKEの名カメラマン加藤氏ですv(__)v

見た感じは二次波形とほとんど同じですが、表示されている電圧はずっと低く基本的にはバッテリー電圧を見ています。
それでも下の写真の一番高く表示されている所で300V程度もあります。
この高い電圧はポイントの接点が離れた瞬間に誘導起電力によって電圧が急激にあがってしまうもので、接点を劣化させる原因の一つです。
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一次波形で重要なのはこの高い電圧ではなく下のほうにちょっと上下している波形のほうです。
oscillo-14
1気筒分の拡大写真です。
黄色の部分がポイント接点が離れている状態でバッテリー電圧(約12V)。
赤い部分が接点が閉じている状態で0Vになり、この長さをドエルアングルで表します。
写真の波形を正常な状態として、乱れた波形や各気筒の長さに差がないかなどを確認します。

各気筒の波形の長さに差があるようなら、気筒ごとのイグニションタイミングが異なっているということになります。
ポイント点火式では回転軸のガタなどでどうしても多少のズレがあっても仕方ないことになりますね。

そこで新商品の紹介です。
ポイント式の弱点をほとんど解消してくれ、うれしい機能を備えています。
一次波形を比較してみてください。
oscillo-13
ポイント式では大きな上下に揺れる波形があったのがこのシステムにはほとんどないほど安定しています。
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ここでの大きな違いは接点の閉じているドエルアングルの違いです。
この写真はアイドリング時のものなのですが、ポイント式ではドエルアングルはもちろん固定ですから、アイドリング時でも高回転時でも同じです。
高回転時に失火しないよう充分な電力量を確保するために、閉じている時間を長くとってあるのです。

ということはアイドリング時では不必要にコイルに電流を流していることになり、コイルの加熱につながって能力の低下を起こしてしまいます。
このシステムは回転数に応じて最適なドエルアングルに調整してくれます。
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テスターで確認してみます。
右が回転数、中央がドエルアングルです。
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イグニションタイミングのバラつきも改善されています。
実験のビデオがあるので見てみてください。

まずポイント式テストMovie

ピックアップコイルによるフルトラ式テストMovie

123ignitionシステムテストMovie

その他エンジンが回転していないときの電源カットオフ機構など多機能です。
ディストリビューターの内部にフルトラ機構が組み込まれているので、取り付けはディストリビューター本体を換え、イグニションコイルの+-にそれぞれ配線するだけ。
エンジンに応じて16種類の進角特性を写真の穴の部分で設定できます。
123-1


現在のところ4気筒と6気筒のタイプしかありませんが、エンジンも安定し非常にお勧めです。
WERKEでも販売できるようになりましたので、お問い合わせください。

[ 2007/06/12 17:07 ] ちょっとお話 | TB(0) | CM(0)
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