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メルセデスの車台番号の意味 

さて、今日はすでにご存知の方も多いかと思いますが、
メルセデスの車台番号の意味を説明したいと思います。

現行車種も含めて比較的新しい車両には「WDB」から始まる
数字とアルファベットの17桁の英数字が車台番号になっています。
これは1981年に定められたISO規格に基づいています。
1981年以前は各メーカーがそれぞれ独自に車台番号をつけていましたが、現在、ヨーロッパで販売されるすべての車にこのISO規格の17桁の番号がついています。

ISO規格

最初の3桁 :各自動車メーカのコード
      例:メルセデス WDB
        オペル   W0L
        VW     WVW
        ポルシェ  WPO

4~8桁目 :車種、エンジンタイプ

9~17桁目 :各車両の固有番号

上記はあくまでISO規格ですので
メルセデスの場合はさらに詳しく分類されます。

最初の3桁 :WDB メーカー固有コード

4~6桁目 :車両型式

7~9桁目 :車体形状やバージョン、エンジンの種類を表します。

10桁目  :ハンドルの位置を表します。
        1=左ハンドル
        2=右ハンドル

11桁目  :年式によって表示の意味が変わります。
        ・数字の場合(ミッションの型式)1960年~1983年
          0=マニュアルミッション MT
          2=オートマチックミッション AT
        ・アルファベットの場合(製造工場)1983年以降
          A,B,C,D,E=Sindelfingen(ジンデルフィンゲン:ドイツ)
          F,G,H=Bremen(ブレーメン:ドイツ)
          J=Rastatt(ラスタット:ドイツ)
          X=Graz(グラーツ:オーストリア)
          R=East London(イーストロンドン:南アフリカ)

        ※上記のアルファベットの表はあくまで参考です。
          製造工場は車種により記載が変わっている場合があるようです。
         詳しくご存知のかたは是非教えてください。

12~17桁目 車両固有の製造番号

車台番号には結構な意味が含まれています。
みなさんもご自身のメルセデスの車台番号で見てみてください。

 80126.jpg

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[ 2008/01/26 18:18 ] よもやま話 | TB(0) | CM(2)

ウォームアップレギュレーター 

今日はKAインジェクションのお話です。
以前にも少し紹介していますが、ここではちょっと深く冷間時のコントロールを説明します。
以前のブログはフューエルインジェクション Part1 " ←ここをクリック。

車種としては1977年~1980年のW116、W123、W107に搭載されているエンジンで、M117とM110になります。
またここで紹介する機構とは少し異なりますが、1985年までのラムダコントロールのエンジンでも同じ方式が採用されています。エンジン型式では上記に加えてM116とM102があります。

さてこの寒い季節、朝始動してからのエンジンの調子はどうですか。
エンジンをかけてすぐ走り出すとエンジンからポンポンと音がして加速しにくいような症状の場合、このウォームアップレギュレーターがうまく作動していないことがほとんどです。
80122-1
これがウォームアップレギュレーターです。
M117やM116のV8エンジンにはエンジンの上部デスビの後方に取り付けられているので脱着や調整も簡単ですが、M110エンジンではブロック左横にあるのでかなり厄介です。

80122-8
○印がウォームアップレギュレーターでフューエルディストリビューターの心臓部コントロールプランジャの上部圧力を調整して燃料の量を増減させています。
80122-9
赤ラインの圧力を調整しているんですね。
この圧力のことをコントロールプレッシャーといいます。
コントロールプレッシャーを測定するにはこの赤ラインの途中にゲージを入れてやらなければなりません。
こんな感じです。
80122-3
フューエルデスの中央のパイプを外しゲージでバイパスさせます。
80122-4

フューエルポンプから送られてくるシステムプレッシャーは5.2kg/c㎡に対してコントロールプレッシャーは温間で3.2kg/c㎡前後です。
80122/5

エンジンが冷えている時は燃料を多くするため圧力を低くなるように調整されます。
80122-6
コントロールプランジャの上部圧力が下がるのでバッフルプレート(エアフローメーター)はより大きく下げられて燃料が多く噴射されます。
80122-10
簡略された機構図です。
流量を多くすれば圧力が下がる仕組みで熱線が巻かれたバイメタルで流量をコントロールする原始的な構造です。

今日はここまでにしておきます。
ウォームアップレギュレーターは基本的に調整するものではありませんが、次回に冷間時の不具合がある場合の調整方法を紹介しますね。

[ 2008/01/22 19:18 ] 整備 | TB(0) | CM(0)

タイムリレー 

みなさん、明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

今日は僕がへぇ~と感激した超アナログな機械式タイムリレーをちょっとだけご紹介します。
車はメルセデスW111の220SEクーペです。
80106-4
このリレーはスターターモーターが回っている最初の1秒間ほど、インジェクションポンプのソレノイドに電流を供給するためのリレーですが、すごく単純な機構になっています。
電流が流れ始めると写真の右側のバイメタル電極を暖めて接点を開く構造です。
バイメタルの温度で作動するので、外気温によって導通する時間に変化がありますし何度も繰り返す動作には残念ながら対応しきれません。

ちょっと頼りないものですが、僕にはなんか愛着を感じてしまいました。
皆さんにもこの気持ちがわかれば嬉しいですが・・・

エンジン始動性のチェックをしている際に確認した部品なのですが、この時期の配線図がまた可愛いものなんです。
80106-1 80106-3
各部品のイラストが描かれているんですよ。

80106-2
ちょっと拡大してみました。

ちょっと嬉しくなる作業でした。
[ 2008/01/06 23:35 ] 電気・電装 | TB(0) | CM(0)
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