せっかくの日曜日なのに大阪は一日中雨。
それでも空をみるとかすかに夕焼け色。そろそろ雨が上がるのでしょうか。
天気のいい日にはこんな空が見えます。

普段はきれいな夕焼けやな〜と感傷に浸ってますが、写真で見ると電柱がえらく気になりますね。
電柱がある風景って日本独特のように感じてしまうのは僕だけでしょうか。
さて今日はバルブステムシールについてご紹介します。

インテーク、エキゾーストバルブのステム部分からシリンダー内にオイルが入らないようにするためのシールですね。
このシールが悪くなるとエンジンオイルが燃焼室に入り燃えてしまい、エンジンオイルがどんどん減るという症状(オイル下がり)になります。
一般的にはマフラーから白煙が出るので、オーナーの方は異常に気付くとは思うのですが、最近の車はマフラーに触媒が付いているのでかなりひどくならないと白煙が出ません。
これが非常に問題なんです。
メルセデスでは'86以降の車にはオイルレベルの警告ランプが付いてきましたが、それ以前の車はプレッシャーゲージしかありません。
ある日ふとオイルプレッシャーゲージ(油圧計)が上がっていないのに気付くということになります。
残念なことにプレッシャーが上がらないということはエンジンオイルが無いということで、エンジンが潤滑されていないということになり、もういつ焼付き起こすかわからない状況なのです。
いやもうすでに一部が磨耗してしまっているかもしれません。

これはロッカアームのカムシャフトとの接触面ですが、まさに先ほど説明した状況で削れてしまったものだと思われます。
この状況ですとロッカアームだけではなく、カムの方も当然削れてしまっていますからカムシャフトも交換しなければならなくなります。
そうなると高額な修理代がかかってしまうことになるでしょう。

これはオイル下がりを起こしているエンジンのプラグの写真です。
こうなるときれいな火花が出なくなりエンジンの調子が悪くなります。
ここで僕が不安に思うのが、プラグにこれだけの不純物が付くのだから、先ほどお話した触媒にも相当な量の不純物が付いていると思うのです。
そのままにしておくと触媒が詰まってしまう可能性もありますよね。
そうなるとパワーはなくなるし、燃費は悪いしと悪いことばかりになってしまいます。
バルブシールは材質がゴムなので、ある程度古くなった車のほとんどは劣化していると思われます。
走行距離にもよりますが10年以上の車は要注意でしょう。
オイルレベルは常に確認してくださいね。

劣化したシールと新品のシールを並べてみました。右側が新品です。
劣化したシールは弾力がなくプラスチックのように硬くなり、内径も大きくなってしまっています。
写真では分かりにくいのでノギスで測ってみました。

大きさだけではなく弾力がなければシールの役目をしませんから、このように大きさを測っても無意味なんですが、目安として考えてくださいね。
年数だけではなく走行距離も多くなっている場合は、バルブガイドも磨耗してしまっていることもあります。
ガイドとのガタが大きくなってしまっていると、シリンダーヘッドを外してガイドを交換しなければならなくなりますが、多くはシールの交換だけで済むことが多いと思います。
シールだけならそれほど費用もかからないので、オイル消費が多くなってきたなら早い目に修理してくださいね。
次回はシリンダーヘッドを外さないでバルブシールの交換するとことをご紹介します。(^o