今回はオシロスコープによるイグニション波形についてちょっとご紹介します。

写真はBOSCHのコンパクトテスターです。
最近では点火システムがダイレクトイグニションなどに進化してきているのであまりこのようなテスターを見かけなくなりましたが、WERKEではほぼ毎日のように活躍しています。
このテスターにはいろいろな機能が備わっていますが、その中でまず二次電圧波形についてご紹介します。
二次電圧とはスパークプラグに火花を飛ばす時にプラグに流れている電気の電圧をいいます。
このテスターはその電圧を画像で表示してくれるものですね。

この写真は6気筒エンジンのもので、縦方向が電圧、横方向が時間になります。
左から点火順に1-5-3-6-2-4と電圧の変化を表示しています。
この1画面でちょうど6気筒全部の点火が横一列に並んでいる状態ですね。
実際にはエンジンの回転に合わせてずっと表示が流れていますから、ずっと画面を凝視していなければなりませんが・・・
上の波形はポイント式の二次波形ですが、ほぼ正常な状態です。
縦方向に長くなっているところがプラグの電極から火花がでる放電開始電圧です。
この表示からすると電圧が一番高い気筒で約2万ボルト、低い気筒では1万5千ボルトぐらいということですね。
この電圧は一定していることは少なく常に増減しますから、写真のように各気筒の高さの差は各気筒がほぼ平均していればあまり問題ありません。
では異常な波形はこの写真です。

一番左の高い波形のすぐ右横が崩れていますね。
拡大した写真です。

放電開始電圧が高く放電電圧も高いので、おそらくプラグコードなどが断線していることが考えられます。
次に各気筒の波形を並列に表示させてみます。

こんな表示になりますが、説明は次回にしますね(^^)/