CIS-Eインジェクション・・ボッシュの機械式インジェクションの最終版ですね。
このインジェクション方式は以前ご紹介したKAインジェクションに始まり、ラムダコントロール式に変更され、これが最終別名KEインジェクション。
KAインジェクションのエアーフローの基本部分だけを残して、コールドスタートやウォームアップ、高負荷時の燃料コントロール、もちろんO2センサによるラムダコントロールなどをすべて電子制御にしてしまったものです。

このシステム図にはあのややこしい配管はなくすべて図10番のEHA(エレクトロ ハイドロリック アクチュエーター)によって制御しています。右の写真はそのコンピューターです。もちろん水温センサなどのセンサー類は別にあります。
ただコンピューター制御によって格段に進化してはいるのですが、個人的にあまり好きではありません。
どんどんお客さんの好みに合わせた調整ができなくなってきているからです。
まあいいものになっているのは間違いないですが・・
さて、今回このシステムを搭載している車のお客様より信号待ちなどで、エンジンがブルっと振れるという症状をお聞きしました。
いつもではなく時々ということでした。
通常のようにプラグを点検しラムダコントロールテスタで燃料制御の確認をします。

テスターの指針は問題なく50%前後で振れています。
この時点ではアイドリングも安定していてエンジンの振れも感じません。
しかし、エンジンの回転を2,000回転ほどに上げて一定にしてやるとテスターの指針がどんどん下がっていってしまいました。

最後にはほとんど0%のところまでいってしまいました。
これは何を意味しているかというと、
テスターの指針はコンピューターが燃料の量を制御している状態を示しています。
パーセントが低くなるということは、今エンジンは燃料が濃くなっているのでコンピューターで薄くするように制御している状態です。
ちょっとややこしいと思いますので聞き流してくださいね。
ここで問題なのはエアーフローメーターで基本的な燃料調整はされていますから、回転数が変わってもテスターの指針はほとんど変わらないのが正常です。
どこかにこの原因があるということですね。
この場合でよくあるのは吸気系統のどこかから余分な空気を吸ってしまていることが多いです。
理由は長くなるので、詳しく知りたい方は個人的にお問い合わせください。WERKEまでお越しいただければ実際にお見せできますし・・
この場合は空気を吸ってそうなところへ少しガソリンをかけてやるとエンジンの調子が変わったり、テスターの指針に変化がみられます。
また空気量が多くなってますので、アイドリングが少し高くなる傾向がみられます。
残念ながらこの車の場合はそれが原因ではありませんでした。
また長くなってますので、この詳細は明日ご紹介します(^^)/~