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インジェクションポンプ 

WERKEツーリングまであと2週間。
参加のご連絡をたくさんいただき有難うございます。
今日までで30台ほどのご連絡をいただいています。

加えてWERKEが仲良くさせていただいているバイクショップ(カズサービスファクトリー)さんと合流することになり、賑やかなツーリングになりそうです。

まだまだ参加OKですので、車種と人数をご連絡くださいね。

雨だけは降らないでほしいな・・・


さて、今日は先日ドイツから戻ってきたインジェクションポンプのご紹介です。
81006-a
俗称メカポンとも呼ばれるBOSCH製のすごく高価なポンプですね。

このポンプもミッションのように定期的ではありませんが、いつかオーバーホールしなければならない時がやってきます。
ミッションなどと同じように身近でオーバーホールできないかと試行錯誤しましたが、部品などの関係で残念ながら今のところ日本では完全なオーバーホールはできません。
となると海外に頼るしかなくなってしまうのですが、それにはいくつか方法があります。

ちょっと値段は高いけど信頼できる本国ドイツでオーバーホールするか、値段の安いアメリカに送るか。
もちろん他にも方法はあるとは思いますが、通常はこのどちらかですね。
WERKEでも状況によってどちらかを選択しています。

今回は2つのポンプをオーバーホールしましたが、どちらも症状が特殊だったのでドイツに送りました。
こちらの工場はメーカーであるBOSCHから重症なものは依頼されるほどのところで、対応も完璧です。
こちらから送るのはインジェクションポンプだけではなく、ノズルやフューエルデスも一緒に送りシステム全体での状態を確認してくれます。

工場に到着したら3営業日以内に状態をチェックして見積もりが送られてきます。
これが送られてきたFAXです。
81006-b
これを確認してお客様にお見積もりをお伝えしています。

オーバーホールの方法も現物修理かリビルト品を選ぶことができます。
もちろんリビルト品の方が高ければ時間はかかりますが現物修理をすることになりますね。

今回送ったポンプは両方ともほとんど全損状態でした。
現物修理だとおよそ80万円ほどの金額になってしまうので、リビルトを選択します。
今回はリビルトで60万円弱ぐらいの値段になりました。
この金額も為替や状態により変わりますから、およその目安としてお考えください。

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こちらはW113 230SLのポンプ。
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どこが再利用されているのかわかりません。

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BOSCHの指定サービス工場。
当たり前ですがプレートも新品。
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「オイルが入っていません」のタグ。

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一緒に送ったノズル。
噴霧状態のチェックと共にピカピカにしてくれてます。(これは無料)
安心できて気持ちいいですね。

送る前のノズルはこれ。
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こちらは220SEbクーペのポンプ。
81006-8 81006-4
ご覧の通り吐出ラインが2本しかない2プランジャ方式。
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一緒に送ったのはノズルだけではなく、3気筒に分配するディストリビューターを2つ。
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ノズルはともかく、このディストリビューターはよく不具合が出ます。
オリフィスを使ったすごく原始的な方法で流量分配をしているので、バラつきやすいのです。
もちろんこれもオーバーホールすることになりました。
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オーバーホール前はこんな状態です。
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同じくノズルもオーバーホールしてしまいます。
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今までのエンジンはなんだったんだ・・・というほどよく回るエンジンになりました。
新車時のエンジンの状態を知る人は少ないと思いますが、こんなにパワフルだったんだと改めて感心しました。
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少し金額は高くなりますが、確実なものを得たという喜びもいいものですね。^ ^
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[ 2008/10/06 22:55 ] リビルト | TB(0) | CM(0)

W113 280SL ミッションオーバーホール 

今日はメルセデスW113のA/Tミッションのオーバーホールを紹介します。

80617-10

・・・・と、その前にメルセデスのオートマチックトランスミッション(A/Tミッション)について少しお話しておきましょうね。

メルセデスがオートマッチックのミッションを初めて搭載したのは、1962年の190Cからのようです。
80617-13

W113は1963年から登場していますが、初代230SLから280SLに搭載されているA/Tミッションはまだ初期のタイプのA/Tということになりますね。
現在のA/Tのように変速ショックがほとんど感じられないものと違い、シフトアップ・ダウン共ショックは結構大きく感じるでしょう。

このA/Tミッションを形式で呼ぶと「K4C025」などのように最初に「K」が付されます。
80617-11
データブックに構造図があったのでスキャンしてみました。左側がエンジンですね。

ちなみに少し新しいA/Tミッションは最初に「W」が付くようになってきます。
80617-12

KとWの違いは上の2つの構造図で明らかに違っている部分・・・そうです流体クラッチの部分ですね。
Kはカップリング、Wはトルクコンバーターを表しているんです。

A/Tミッションはこのトルクコンバーターの開発で劇的に良くなったことはご存知かと思いますが、このトルクコンバーターについて少しだけお話しておきますね。
最初の流体クラッチはオイルで満たされた容器の中の向かい合った2つの羽根車だけで動力を伝達する構造になっていました(僕達はカップリングと呼んでます)。
80617-14
こんなイメージです。
この構造ですと、トルクは最大でも1:1でしか伝わりません。
そうです。普通のクラッチと同じでただオイルが媒体になっているだけですね。
トルクコンバーターでは内部にステータと呼ばれる固定羽をもう一つ組み込み、戻る流体の向きを変えることでトルクを倍増させることができるようになったんです。

すごい発明ですよね。
例えば軸トルクが20kgmのエンジンが発進時には倍の40kgmのトルクをミッションに伝えるということになります。
これは単純に考えると、2000ccのエンジンが発進時だけですが4000ccのエンジンの能力を出すということですからすごいことなんです。
ただクラッチが繋がった状態になるとトルクは同じに戻ってしまうのは当たり前です。

W113は残念ながらまだカップリングタイプの流体クラッチなので、発進時に少しもたつく感じがあるのはこのためですね。



また前置きが長くなってしまったので、オーバーホール偏は次回に。。。
[ 2008/06/18 00:02 ] リビルト | TB(0) | CM(4)

モール類 再メッキ 

ずっと延び延びになっていますクーラーシステム作業の実践編は、さすがに役に立たない季節になってしまったので、また来年の春先にでもご紹介したいと思いますm(_ _)m

ということで今日は気分一新、先日作業したウインド周りのモールの再メッキをご紹介します。
作業車両はメルセデスW111の280SE3.5クーペ。
71107-1
この車はメッキ部分が多くて、すごく美しく豪華にみえますよね。
でもその反面そのメッキ部分に光沢がなくなってくると、急に古い感じがするのも不思議なものです。

今回はウインド周りのモール類に傷みが目立ってきているので再メッキを施しました。
71107-2
この車に限らずこの年代のメルセデスは写真のようにメッキ部分だけを取外すことが可能です。
サイドガラスなどはしっかりとはめ込まれているので取外すには、慎重さと一番大事なのは根気ですね。
ゆっくりと時間をかけて分解していき、取外したメッキ部品は全29点。

では再メッキ後の写真をご覧ください。
71107-11 71107-12

各パーツの写真です。
71107-3 71107-13

71107-4 71107-14

71107-5 71107-15

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再メッキの場合、ただメッキを施すだけではこのようにきれいにはなりません。
メッキ前の部品の凹凸が埋まるわけではありませんから、ザラザラの部分はそのままザラザラな仕上がりになってしまいます。
光沢を出すためには錆びてザラザラになった部分をツルツルにしてやらなければならないのです。
この下地処理が大変なんです。
腐食して窪みができているような部品には、溶接で穴埋めを施して表面を平らにしなければなりません。
メッキ自体はそんなに高価な作業ではないんですが、再メッキの場合はその下地処理の費用がかかってしまい高価なものになってしまうんですね。

それに加えてウェザーストリップなども再利用することが難しいので、一緒に交換しなければならずもっと高価な作業になってしまいます。
71107-23 71107-24

71107-22 71107-21

それでも完成した車は見違えるほど綺麗になって、イメージが変わります。
レストアするとなるととんでもない費用がかかりますが、プチレストア的な意味ではお勧めな作業です(^ ^)/


[ 2007/11/08 01:09 ] リビルト | TB(0) | CM(0)

燃料タンク リペア 

こんばんわ~
昨日今日と抜けるような空でレジャーには最適だったんではないでしょうか。
工場で作業をしている僕には地獄のような暑さでしたが・・・
70801-1
でも夜になると清々しいのでつい遅くなってしまいます。
営業時間を夕方から夜中までに変更したら作業効率も上がるんでしょうね。
冬になったらまた朝からの営業に変更しなければなりませんが・・

さて今日は燃料タンクのリペアをご紹介します。
WERKEで取扱っている車では当たり前のように燃料タンク内に錆が出てしまっています。
毎日のように使われている車はいいのですが、週に1度とか月に1度しか乗らない車はやはり要注意だと思います。
水抜き剤などを入れていても燃料を完全に使い切るほど乗ってやらなければ、燃料タンク内の水分がなくなるわけではありません。
また水抜き剤の成分はアルコールの場合が多く、あまり頻繁に入れるとエンジン自体やホース類に悪影響を与えることがあるので注意してください。

ではここで1つ問題です。
燃料タンク内の水はどこから入るのでしょう?

・雨の日に燃料を入れて雨が給油口から入ってしまう・・・?
・雨漏れでボディの間からタンク内に入ってしまう・・・?
・悪質なスタンドが水を混ぜている・・・?

当たり前ですがどれも不正解ですね。
正解は空気中の湿気が燃料タンク内の空間で凝結し水滴となって溜まってしまうものです。

ということは、いつも燃料が少ししか入っていない状態だとタンク内の空間が大きく水が溜まりやすいということになります。
あまり車に乗らない時は、燃料を満タンにしてタンク内の空間を少なくしてやれば水は溜まりにくいということですね。

数年にわたり放置されていた車は、錆だけではなくもっととんでもない状態になっていることがあります。
燃料タンクユニット(レベルセンサー)を外して中を覗いてみました。
70801-8 70801-7
写真のように錆だけではなく、ガソリンが蒸発して添加物や不純物がビッシリとこびりついています。

こうなるともう外部からでは洗浄することができません。
WERKEではこんな燃料タンクもリペアというかオーバーホールします。
70801-6
リペア前の燃料タンクです。
ちなみにこの写真はW112ですが、W111、W108、W109なども同じ形状ですね。

70801-3
上部を切開します。

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内部はとんでもないことになっていますね。
特にストレーナーまわりの汚れがひどく、ガソリンが流れなくなっていました。

汚れを落とし、薬品で錆を除去します。
この状態の写真がないのですが、錆を落としたままの状態ではまたすぐに錆が発生してしまうので、仕上げはハンダ鍍金を施します。
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これで新品同様。

切開した部分を溶接しなおして完成です。
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燃料タンクは人間でいうと食器にあたるものですから、やっぱり綺麗な方がいいですよね(^O^)
[ 2007/08/01 22:37 ] リビルト | TB(0) | CM(2)

ウッドパネル リペア 

大阪はいきなり暑くなりました。
WERKEの工場は西日が射し込むので、日陰を探しながら作業しないと赤外線ストーブが真横にあるような暑さです。
これからもっと暑くなると思うと恐ろしい気がします。

今日ご紹介するのはルーム内装飾の要、ウッドパネルのリペアです。

メルセデスのSクラスは木目パネルが多用されていてすごく豪華な仕様になっていますよね。
でも残念なことに時間と共にその豪華な装飾はどんどんボロボロになってしまいます。
70724-1 70724-2
上の2枚はW112 300SEクーペですが、2台の車の比較です。
手入れせずに放っておくと、こんなことになってしまうんですね。
特にフロントガラスの端などは雨漏りなどがあり腐ってボロボロになっている車も多いのではないでしょうか。
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先日W109 300SE3.5の木目のリペアをさせていただきました。
その仕上がりをご紹介します。
70724-9 70724-15
全21点あります。
左側がリペア前ですが、この画像ではあまりわかりませんね。

70724-11 70724-19 70724-22
一番状態のひどかったフロントガラスの左下の部分です。
腐って剥がれ落ちた木目を継ぎ足しして修正しています。

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右ルーバー部

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ドア部

70724-14 70724-27
グローブボックス付近

70724-12 70724-23
ドアウインド回り

70724-16 70724-17 70724-24 70724-25
その他

取付けすると見違えてしまいます。
70724-5 70724-4 70724-3 70724-8

70724-7 70724-6 70724-28

今ではこのようなリペアをする職人さんも少なくなってきました。
将来的にはリペアの作業はもっと時間がかかりもっと高価なものになってしまうかもしれませんね。

今日は画像だらけになってしまいましたが、これだけ綺麗になるとつい嬉しくなってしまいました(^^)


[ 2007/07/24 18:22 ] リビルト | TB(0) | CM(0)
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werke


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