WERKEツーリングまであと2週間。
参加のご連絡をたくさんいただき有難うございます。
今日までで30台ほどのご連絡をいただいています。
加えてWERKEが仲良くさせていただいているバイクショップ(
カズサービスファクトリー)さんと合流することになり、賑やかなツーリングになりそうです。
まだまだ参加OKですので、車種と人数をご連絡くださいね。
雨だけは降らないでほしいな・・・
さて、今日は先日ドイツから戻ってきたインジェクションポンプのご紹介です。

俗称メカポンとも呼ばれるBOSCH製のすごく高価なポンプですね。
このポンプもミッションのように定期的ではありませんが、いつかオーバーホールしなければならない時がやってきます。
ミッションなどと同じように身近でオーバーホールできないかと試行錯誤しましたが、部品などの関係で残念ながら今のところ日本では完全なオーバーホールはできません。
となると海外に頼るしかなくなってしまうのですが、それにはいくつか方法があります。
ちょっと値段は高いけど信頼できる本国ドイツでオーバーホールするか、値段の安いアメリカに送るか。
もちろん他にも方法はあるとは思いますが、通常はこのどちらかですね。
WERKEでも状況によってどちらかを選択しています。
今回は2つのポンプをオーバーホールしましたが、どちらも症状が特殊だったのでドイツに送りました。
こちらの工場はメーカーであるBOSCHから重症なものは依頼されるほどのところで、対応も完璧です。
こちらから送るのはインジェクションポンプだけではなく、ノズルやフューエルデスも一緒に送りシステム全体での状態を確認してくれます。
工場に到着したら3営業日以内に状態をチェックして見積もりが送られてきます。
これが送られてきたFAXです。

これを確認してお客様にお見積もりをお伝えしています。
オーバーホールの方法も現物修理かリビルト品を選ぶことができます。
もちろんリビルト品の方が高ければ時間はかかりますが現物修理をすることになりますね。
今回送ったポンプは両方ともほとんど全損状態でした。
現物修理だとおよそ80万円ほどの金額になってしまうので、リビルトを選択します。
今回はリビルトで60万円弱ぐらいの値段になりました。
この金額も為替や状態により変わりますから、およその目安としてお考えください。

こちらはW113 230SLのポンプ。

どこが再利用されているのかわかりません。

BOSCHの指定サービス工場。
当たり前ですがプレートも新品。

「オイルが入っていません」のタグ。

一緒に送ったノズル。
噴霧状態のチェックと共にピカピカにしてくれてます。(これは無料)
安心できて気持ちいいですね。
送る前のノズルはこれ。

こちらは220SEbクーペのポンプ。

ご覧の通り吐出ラインが2本しかない2プランジャ方式。

一緒に送ったのはノズルだけではなく、3気筒に分配するディストリビューターを2つ。

ノズルはともかく、このディストリビューターはよく不具合が出ます。
オリフィスを使ったすごく原始的な方法で流量分配をしているので、バラつきやすいのです。
もちろんこれもオーバーホールすることになりました。

オーバーホール前はこんな状態です。

同じくノズルもオーバーホールしてしまいます。

今までのエンジンはなんだったんだ・・・というほどよく回るエンジンになりました。
新車時のエンジンの状態を知る人は少ないと思いますが、こんなにパワフルだったんだと改めて感心しました。

少し金額は高くなりますが、確実なものを得たという喜びもいいものですね。^ ^