スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

ウインカーリレー 

WERKE秋のツーリングまであと2週間になりました。
詳しいご案内はまたお知らせいたします。
あとは天気がいいことを願うところです^^


さて今日はメルセデスでは1967年以前の車に使われているウインカーリレーをちょっとご紹介します。
ハザードスイッチが付いていないころの車ですね。
ちなみにこのリレーが使われている車は W111 250SEクーペです。

101009-2
 
BLINKGEBER と書かれてます。
日本語に直訳すると「点滅提供者」・・・
部品名を日本語にするとちょっと変ですね^^


構造を見てみるとなんとトランジスタや抵抗などの電子部品がありません!
さすがBOSCHさん。
ウインカーリレーをアナログで造ってしまってます。

101009-4

この写真の○印に接点があります。

そしてこれ。
101009-3

黄色い線の部分がニクロム線になっていて、そのニクロム線に電気が流れ、膨張して長さが変わるのを利用してON/OFFさせます。

ウインカーランプのスイッチをONにすると電磁石のコイルに電流が流れ、左側の接点が閉じてニクロム線に電流が流れ、長さが変わると右側の接点が開いてウインカーの電流を遮断します。
すると電磁石の電流が切れ左側の接点が開いてニクロム線の電流が切れて短くなり、右側の接点が閉じてウインカーに電流が流れるわけです。
その繰り返しになります。

ものすごく単純な構造なんですが、これを考えたBOSCHの技術者にはいつも驚かされますね。

今回はウインカーの点滅速度を変えたくて分解しました。
原理がわかれば簡単に調整できます。

101009-5

写真の○印の角度を変えてやれば速さが変わります。
おもしろいですね^^

ではまた。
スポンサーサイト
[ 2010/10/09 22:37 ] 電気・電装 | TB(0) | CM(0)

オルタネーター容量アップ 

やっと秋の気配を感じられるようになって、WERKEの工場内も作業しやすくなってきました。
前回にご案内しましたが、恒例のWERKE秋のツーリングもあと1ヶ月あまり^^
多くの参加をお待ちしています。

さて今日はこの夏に多く作業させてもらったオルタネーターの容量アップに関してご紹介します。

100921-2
この写真はW108 280SE-3.5に新しいオルタネーターを取り付けたものです。

古いメルセデスではオルタネーターの発電能力はあまり大きなものではありません。
それは当時の電力消費が少なかったというのもありますが、日本の道路事情を考慮されていなかったということもあると思います。

オルタネーターはエンジン回転がおよそ2,000rpm以上で表記の発電容量が出るように設計されています。
またエンジンの熱で高温になったオルタネーターでは配線の内部抵抗が大きくなるために、規定の8割ほどに能力が下がるといわれてます。

問題は日本の都市部のような少し走っては止まるというのでは、ほとんどがアイドリング状態になってしまします。
これでは充分な発電は期待できないのです。

それに加えて日本の夏は異常に暑い。
クーラーのファンは最強で回され、エンジンがヒート気味になるためラジエターの前の補助電動ファンがガンガン回されて、発電量より使用する電力が多くなってしまっているのが現状です。
電動ファンは意外に電力を使い、1つで15~20Aもの電力が必要なんです。
古いメルセデスのオルタネーターは最大で55Aというものが多く使われていますから、単純に足し算していけば簡単に容量オーバーしてしまいます。
これではバッテリーが上がってしまうのも当然ですね。

それで容量アップをして少しでもバッテリーの負担を軽くしようというのです。

100921-3 100921-5

今回は55Aのオルタネーターから80Aのものに容量アップします。

100921-4

ただオルタネーターの形状が違うために取付ステーの改造もしなければなりません。

100921-7

写真でわかるように取付ボルトの太さを変えなければなりません。

100921-8 100921-9

ドリルでボルト穴を大きくしてタップでネジを切ります。
簡単な作業ですが失敗すると大変ですから慎重に進めます。

取付が完了したら今度は重要な配線です。

100921-10 100921-12

上の写真が元のオルタネーターの出力コネクター部です。
そしてこれが新しいオルタネーターの出力部。

100921-13

コネクターは切り取ってしまうことになりますが、配線の数が異なります。

100921-1

元のオルタネーターの配線図です。
新しいオルタネーターはオルタネーター自体に電圧を制御するボルテージレギュレーターが付いているので、出力端子とチャージランプの端子の2つだけなのに対して、元のものはボルテージレギュレーターは別に取り付けられています。

配線は元の3つあるコネクターのD+の配線(チャージランプ)だけを新しいオルタネーターの小さい方に接続してやり、残りの配線は絶縁しておけばOKです。


さてメインの出力配線が重要です。
元々55Aという電流を流すためだけの配線なので80Aとなると少し無理があります。
場合によって発熱して焼けてしまう可能性もありますから、少し余裕のある太い配線に変えてやるのが望ましいでしょう。

100921-14

左の太い配線で下の写真の配電部まで引きなおします。

100921-15

ここまでしてやれば安心です。

よく100A以上のオルタネーターに付替えるということを耳にしますが、非常に危険です。
それだけの電流を流すならば、出力側の配線は必ず余裕のある太い配線に交換してくださいね。

それでは。。
[ 2010/09/21 22:54 ] 電気・電装 | TB(0) | CM(3)

電気式ゼンマイ時計 

オールドメルセデスではおなじみのゼンマイ時計のお話です。

90830-1
これはメルセデスW108 280Sです。

この時代の時計にはゼンマイ式とクォーツ式と2種類あります。

90830-6
こちらはクォーツ式。
Quarz-Zeit 「クォーツ-時」とドイツ語で表示されていますね。

90830-2
そしてこちらがゼンマイ式。
この時計の特徴は耳を澄ますとコチコチと時を刻む音が聞こえます。
そして時々、カシャっとゼンマイを巻く音が聞こえることがあります。
オーナーの方は気が付いているんではないですか^^

ゼンマイが解けてきたときに、ゼンマイを巻く電気を流す接点がこの写真。
90830-3

少しずつ接点が近づいていきます。
90830-4 90830-5

当たり前のことですが、この接点も徐々に焼損します。
そしていつかは時計が止まってしまうんですね。

今回は動かなかった時計の接点を磨いて復活させました^^
ずっと何年も時を刻んでくれますように・・・と願って。

Youtubeに動画をUPしてます。

接点は画面の中央。
ゆっくり閉じていくのが見えますね。
[ 2009/08/30 21:36 ] 電気・電装 | TB(0) | CM(2)

コンソール照明 

暑中お見舞い申し上げます。

もうお盆休みにを楽しまれている方もいらしゃるでしょうね。

ヴェルケはお盆の間も営業しています!
無料点検も実施中です!!

みなさんこの機会にヴェルケまで遊びにお越しくださいね。


さて今日は意外と知られていない照明バルブについてです。
90811-4

一般的には麦球と呼ばれている小さなバルブですね。
メルセデスではコンソールなどの照明に多く使われています。

90811-1 90811-2

クライメートコントロールのプッシュボタン内部やヒーターノブなどの照明に使われています。

ここで少し気をつけなければならないのが、明るさ(ワット数)に種類があることです。

90811-3
この画像はプッシュボタン内部の照明ですが、右から2番目だけが非常に明るい状態です。

ワット数では暗い方が0.3W、明るい方が1.2Wになります。
国内で一般的に入手できるのは1.2Wが多いと思います。

明るい方がいいということで、1.2Wを使うととんでもないことになってしまいます。
90811-5
正面から見る限り異常はありませんが、バルブの取付部分は熱で融けてしまうのです。

90811-6 90811-7
左側のバルブはくっついてしまって外れません。
こうなるともう再生できません。
照明だけの問題でユニットごと交換しなければならないのでは、悲しすぎますよね。

ヒーターノブの場合はこれほどひどい状態にはなりませんが、ノブを触ると「熱いっ!」というときは交換する方がいいでしょう。

もし球切れでバルブを交換する場合は必ず0.3W前後のものをお使いくださいね。

ただし、すべてが0.3Wだというわけではありません。
光電管の元になるバルブは1.2Wでなければ暗すぎます。
使い分けをする必要がありますから、ご注意くださいね^^
[ 2009/08/11 20:16 ] 電気・電装 | TB(0) | CM(6)

イグニションシステムについて  

今日はイグニションシステムについてちょっとお話します。

以前にもイグニション関係のお話はしてきていますが、最近ポイント式のイグニションシステムでのエンジン不調がいくつかあったので、改めてお話したいと思います。

ポイント式イグニションでドエルアングルのお話をこのブログでしています。
http://diewerke.blog87.fc2.com/blog-entry-29.html
原理はここを参考にしてください。

ポイント式ではどうしても接点が消耗してしまうので、定期的な交換等のメンテナンスが必要になります。
そこでポイント接点部分をトランジスタのスイッチング作用を利用してポイントレスにしたものがフルトランジスターとよばれるものです。
点火時期を決定するポイント部分にはピックアップコイルという電磁誘導によって電気信号を取り出すものを取り付け、その電気信号によってイグナイターがイグニションコイルの電流をコントロールします。
ポイントのように機械的な質量のあるものを利用しないので、安定した点火ができるようになるのです。

メルセデスでは1977年頃からのエンジンにフルトラ式のイグニションシステムが採用されるようになりました。
それ以前の車はほぼポイント式点火ということになりますから、定期的にメンテナンスが必要です。
ご自身のお車も一度確認してみてください。

すでにフルトラに改造されている車も見かけることがありますが、改造の方法によっては進角しないなどの関心できないものもありますから、一度専門店に点検してもらうのもいいかと思います。

そこでちょっと宣伝ですが、WERKEのショップで販売している123イグニションは簡単にフルトラに改造でき、しかもすばらしい機能満載なのでおススメです。
81227-1
http://werke.jp/shop/newparts/123ignition.htm

その中でも特筆すべきものは、コンプレッションの差などによるエンジン回転のムラを感知して、イグニションタイミングを各気筒ごとに変化させて回転を安定させるというものまであります。
http://diewerke.blog87.fc2.com/blog-entry-102.html
ブログでも紹介しています。

ただこの123イグニションはV8エンジンには対応していないのと、悲しいことにメルセデス6気筒の代名詞のようなDOHCエンジンのM110エンジンには対応していないのです。

M110エンジンは1972年から採用されていますが、フルトラが採用された1977年まではポイント式になっています。
81227-2
そこで今回こんな方法でフルトラに改造しました。

これをフルトラに改造するとなるとやはりピックアップコイルを取り付けるややこしい改造をする方法が普通なのですが、幸いなことに77年以降のフルトラ式のディストリビューターがそのまま取り付けられます。
問題になるのは高回転の進角度合いですが、ポイント式が34°/3000rpmに対し32°とほとんど差がないのと、アイドリングでのタイミングを考慮するとほぼ同じになるので問題なしです。

81227-3
ポイント式はこんなディストリビュターです。

81227-4
こちらがフルトラのピックアップコイル式です。
ディストリビューターの駆動がスパイラルギヤなのでローター位置を確かめて取り付け。

81227-5
簡易のイグナイターを配置し、フルトラ用の配線をして改造完了です。

これでメンテナンスの必要もなく安定した点火ができるようになりました。


ここでちょっと追加のお話です。
ディストリビューターを見るとバキュームの配管が差し込んでありますが、これは何のためのものかご存知ですか。
81227-7
ちょっと画像がブレていて申し訳ありません。

そうですね。バキューム進角の配管です。
マニホールドバキュームやスロットルバルブのすぐ横からバキュームを取っているものなどがあり作用は同じではありません。
中にはこの写真のように2本配管されているものもあります。
これは進角用バキュームと反対の遅角用バキュームのものです。

進角用はその名の通りバキュームによって進角させます。
ほとんどの場合スロットルバルブを少し開いた状態の無負荷時にバキュームして進角するようになっています。

遅角用は目的がいろいろあるのでそれぞれのエンジンによって確認が必要です。

81227-6
これはM110エンジンに付いているものですが、青○が進角用、黄○が遅角用です。
進角は上記の説明通りです。
遅角はこのエンジンではアイドルアップのために取り付けられています。

例えばクーラーを入れた時にバキュームをカットしてタイミングを少し(5~7度)進めることでアイドルアップさせます。

タイミングを合わせるときにはこれらのバキュームが正常に作用しているかどうか確かめなければ、正規の調整はできないのでお気をつけください。


では今日はこの辺で^^
[ 2008/12/27 21:20 ] 電気・電装 | TB(0) | CM(3)
プロフィール

werke


オールドメルセデスの
ファクトリー

http://werke.jp

ブログランキング

FC2ブログランキング

クリックお願いします。
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
ブログ内検索
カウンター


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。