メルセデスベンツのzenithキャブレターの基本調整方法を少しご紹介します。
ここでの車はW114の250です。
その他W108なんかにもこのキャブレターが付いてますね。

もちろんエンジンが完全に暖まっている状態で調整します。
まずツインキャブになっているため二つの吸入空気量のバランスをとってやらないとなりません。
これにはどうしてもエアーフローテスターが必要です。
二つのキャブレターを繋いでいるリンケージを外し、それぞれ独立でスロットルを動かせるようにします。

アイドリング状態での微妙なスロットル開度を適当に合わせるというのはかなり難しいと思いますのでやはりテスターが必要でしょう。
どうしても用意ができないならば、下の写真のリンケージの長さを同じにしてやれば応急的には大丈夫でしょう。

写真のリンケージの長さを調整しながらバランスを合わせます。

アイドリングをおよそ800〜900rpmになるようにしながら両方が同じ流量になるように調整します。
次にアイドルミクスチャーを調整します。

時計回りに回せば燃料が薄くなります。
今調子よく回転しているとして、片方のキャブのミクスチャーをゆっくり絞って(時計回り)いきますとあるところから急にエンジンが不調にないます。
そこから半回転戻します(反時計回り)
この時点でエンジンが調子良ければもう片方のキャブで同じことをします。
ちょっと調子が良くないようならもう1/4回転ずつ戻してやります。
本来ならCOテスターで排気ガスの状態を見ながら調整してやる方がいいですが、個人の方でそんなテスターをお持ちの方はほぼおられないでしょうから、ここではおよその調整になります。
COの値は最初の半回転戻したところでおよそ1.0%前後になってると思います。
ちなみに車検での保安基準では4.5%以下にしなければなりません。
ここまで終了しましたらもう一度流量のバランスをとりながらアイドリングを合わせます。
調整が終わったら先ほど外したリンケージを繋ぎます。
次にダイヤフラムの調整です。

先ほどと同じ写真ですが、ダイヤフラムのバキュームを外して回転数が1500rpm前後になるように先端の8mmを回して調整します。
バキュームを繋ぎダイヤフラムガスロットルリンケージをぎりぎり押さないところまでスプリング部のナットで調整します。
基本的な調整は以上ですが、ファーストアイドルの調整などもあります。

チョークフラップの位置やバイメタルの調整など、かなり複雑なのでもし不具合があればWERKEにお越しくださいね。(^^)/