スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

W113 280SL ミッションオーバーホール Part2 

80617-1

前回W113のA/Tミッションは流体クラッチがカップリングタイプで、A/Tミッションとしては初期のタイプだとお話しました。僕達はこのタイプのミッションを通称「Eタイプミッション」と呼んでいます。

Eタイプミッションが搭載されているのはもちろんW113だけではなく、他の車種にも搭載されています。
次世代トルクコンバーターのタイプに変更になってくるのは1969前後で年式だけではどちらが採用されているかはわかりません。
見分け方は下からミッションを覗いてみるしかありません。
Eタイプミッションは「オイルパンの取り付けボルトがいっぱい」で、トルコンタイプのオイルパンは「ボルト4本」で取り付けられています。

ちょっと別の観点から、一部車種で判断できます。
1969年から3,500ccのV8エンジンが搭載されてきましたが、これにはトルコンが採用されています。
V8エンジンでも1964年からの600や1968年からの300SEL-6.3はEタイプミッションになります。

さて、ミッションのオーバーホールの話題に戻りたいと思います。
80618-2 80618-4 80618-5 80618-6
雑然と置かれているミッション内部の部品達。
一体何台分のミッション?!

以前にもお話したことがありますが、WERKEでミッションのオーバーホールは滅多にしません。
それにはこんな理由があるんです。
もちろん僕も何度もオーバーホールしていますが、やはり時間がかかってしまうことや、すべての車種の改良点などを把握するなんて普通の整備士としてはほぼ不可能なことと認識しています。
そこで上の写真の主であり、僕の親友でもある生天目氏にミッション関係はすべて任せていいます。
80618-1 80618-7 80618-8

ヤナセに僕と同期で入社した彼はユニット課というミッションやステアリングギヤボックス、エンジンなど車から取外された状態のユニット単位でのオーバーホールを専門で行う部署に配属されました。
もちろん全ヤナセの中でそこだけの特別な部署です。
そこで働く面々は皆エキスパートばかり。
1年中、毎日ミッションだけをオーバーホールし続けるという徹底ぶりですから、症状を聞いただけでどこのバルブが固着してると言い当てるのは当たり前。
そんな感動的な職人の集まる部署で27年もの長い間勤め続けた彼が、やっと独立することになり僕の仕事を請けてくれるようになったんです!!
今の段階ではメルセデスのミッション修理ではおそらく日本一の技術を持っていると思います。

一般的に行われている分解して組み付けるという方法とはまったく違います。
消耗品を交換するのは当たり前で、当時メーカーから次々と送られてくるその車種に応じた対策も含めた作業をしますから、ある意味新品以上のものに仕上がります。
その分少しお値段的に割高だと感じるかもしれません。
お聞きしたところ部品代だけにも満たない金額でオーバーホールするところもあるようです。
あとは客様の判断にお任せしましょう。

というわけでWERKEのリビルトミッションは日本一ということになります(笑

今回のオーバーホールはすごいものでした。
このEタイプミッションは部品が全部揃わなくなってきています。
その為でしょうか使われていた部品がほとんど違っていました。
80617-2 80617-3

それとあまり発見されずに見逃されてしまう部分でカップリングの付け根付近に亀裂が入っていました。
80617-4
というわけで今回はカップリングも再生しています。

次にこのミッションで重要なのが取り付け後のオイルプレッシャー調整です。
80617-5
写真のようにモジュレータープレッシャーを調整します。

80617-6
このモジュレータープレッシャーが基本になり、変速ショックやシフトタイミングに至るまで影響してきますから、きちっと調整することが大切です。

調整はスロットルスイッチにまで及びます。
エンジン回転数で判断する部分と下の写真のように、電気的にソレノイドバルブを動かしてプレッシャーを調整します。
80617-7 80617-8 80617-9

このミッションは面倒ですがここまでの調整が必要です。

あなたのミッションは調子いいですか^o^

スポンサーサイト
[ 2008/06/24 21:23 ] W113 | TB(0) | CM(5)

ヒーターレバー 

先週は大雪でしたね。
80212-1
大阪でもめずらしく大雪になりました。
WERKEの前の道路は狭いとはいえ一応国道307号線。めずらしくこの道路が大渋滞。

積もっていく雪を眺めながら、ふと気が付くと30分前に目が合ったバスのお客さんとまた目が合う・・・
ずっと見てらっしゃったの・・・?・・・もっとテキパキ動いていればよかった(汗

積雪とは縁の遠い大阪ではちょっと積もるだけでこんなことになるんですね。
80212-10


まったく話は変わるのですが、今日はW113のヒーターレバーを綺麗にしてみました。
80212-2 80212-3

もともと長く放置されていたものなんですが、分解して洗浄してさらにちょこっとブラストすればこんなにきれいになるんです。
80212-4

ぷちレストアみたいな気分ですね。
80212-6 80212-5

レバーが綺麗になると運転席に座った雰囲気もまた嬉しい限り。
80212-7 80212-8 80212-9

レバーを取外すのはちょっと手間ですけど、是非試してみてください(^O^)


[ 2008/02/12 21:44 ] W113 | TB(0) | CM(0)

W113パワーウインド続き 

今日はいきなり寒くなりましたね。
おかげさまで?僕は風邪をひいたようで、頭痛と微熱で思考能力があまりないようです。
ヴェルケのスタッフから「それはいつもやん」とかるくかわされてしまってますが・・
そんな理由で今日のブログは簡単なものになってしまうのをお許しくださいませ。m(__)m

昨日W113のパワーウインドを途中まで紹介しましたが、今日仕上がりましたので出来栄えをどうぞ ( . . )

window-13
ハンドルはダミーです。

手動の時とは違いモーターの力が強いので上下ストッパーを付けてやらなければならず、また少し改造です。
ちょっと改造するのにあれやこれやと頭を使わなければならないのに、最初に設計する人はどんな頭脳をもってるんでしょうね。すごいわ・・

ダッシュの下にスイッチを付けました。
window-12
あまり目立たないようにと思いましたが、やはり助手席側からも操作できないとダメですのでこんな位置になりました。

ではみなさんもお風邪など召しませんように、お気をつけくださいませ。 ゴホゴホ・・

[ 2007/03/06 21:40 ] W113 | TB(0) | CM(1)

W113パワーウインド 

メルセデスベンツW113をパワーウインドに改造します。
この車にはパワーウインドの設定が無いので、改造しかありません。
内張りの外側に弁当箱のようなモーターを取り付けるのが簡単ですが、今回はドア内に埋めこみました。

まずレギュレーターのギヤ部を取り外します。
window-2 window-3

手巻きハンドルのシャフトを外します。
リベットで取り付けてあるのでドリルで頭を削り取ります。
window-4 window-8

今度はギヤ(ピニオン)のカバーを切り取ります。
モーターのピニオンの径が大きいのでこのままだと付けられません。
window-5 window-6
これはグラインダー等で切るしかありません。
window-10
こんな状態になるようにモーターを固定します。
モーターの固定が非常に大変でした。溶接して肉厚を増したりしなければ強度が足りません。

悪戦苦闘のすえ、取り付け完了。
window-9

残るは配線とスイッチですが、スイッチング回路には写真のリレーを使います。
もちろんMADE IN JAPAN(^^)v
window-11
電源は意外と電流が大きいのでヒューズボックスから直接取り出します。

最後にスイッチ。
オリジナルを考えるなら目立たない方がいいと思ったので、小さなスイッチを選びました。
window-1


元の手回しハンドルをダミーで付けておこうと考えています。
出来栄えはまた次回に(^^)/


[ 2007/03/05 21:36 ] W113 | TB(0) | CM(4)

メルセデスベンツ W113 280SL Part2 

W113 280SLのエンジン調整のつづきです。

前回は燃料の濃さをテスターなしでおよその判断をする方法を紹介しましたが、今回はその調整方法です。

燃料の調整です。
インジェクションポンプの後ろに調整ノブが付いています。
※必ずエンジンを止めて調整してください。

co
このノブを押し込みながら右に回せば濃く、左に回せば薄くなります。
調整する度にエンジンを始動して確認してください。
この作業は空気量は変わってませんから、特に問題なく調整できますね。

次はアイドリングの調整です。
airvalve
写真中央にあるのがアイドルアジャストスクリューです。
エアークリーナーからスロットルバルブをバイパスして、INマニホールドに送る空気量を調整してます。

この調整がちょっとややこしいんです。
空気の量だけを調整してるのでバイパス量を増やすと混合気は薄くなってしまうことを頭で考えながら調整しなければなりません。
たとえば今混合気が少し濃い目になってるとして、バイパス量を増やせば混合気はちょうどいいところになるので、アイドリング回転数は上がります。
逆に今混合気が少し薄い状態だとして、バイパス量を増やしてしまうと少し不完全燃焼気味になり、アイドリングは上がるどころか下がってしまうこともあります。

面倒ですが、アイドリングを調整したければ、燃料の量も一緒に調整してやらなければなりません。
ということはアイドリング調整をするのには一度エンジンを止めてやらなければならないということですね。
あ~面倒くさい・・でもこれがこのエンジンの基本です。

皆さんがんばってみましょう(^^)/~
[ 2007/01/25 11:22 ] W113 | TB(0) | CM(0)
プロフィール

werke


オールドメルセデスの
ファクトリー

http://werke.jp

ブログランキング

FC2ブログランキング

クリックお願いします。
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
ブログ内検索
カウンター


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。